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第9話 ダウンタウンへ繰り出そう

Auteur: 南野雪花
last update Date de publication: 2026-07-14 06:19:38

「メグが大立ち回りを演じたと騎士団でも噂になっていたな」

「いぃぃやぁぁぁ!」

 余計なことを教えてくれたレオンに、私は両手で顔を覆って首を振った。

 なんで噂になるんだよ。

 誰が広めたんだよ。

「言いがかりを付けてきた無頼漢を千切っては投げ千切っては投げしたとか」

「なんで無頼漢が宮廷にいるんですか!」

 笑ってるレオンを睨んでやる。

 伝わっていく課程で面白おかしく脚色されてしまっている。

 ひどい。

 私は無実なのに。

 クロエを叩いたのはイヴォンヌだし、連中は勝手にびびって逃げていっただけ。

「いやあ、メグが暴れたのはダウンタウンの酒場だって話だった。給仕の娘をかばって戦ったとか」

「その設定には無理があります。いまひとつリアリティに欠けますね」

 まず、騎士の娘が無頼漢がいるような下町の酒場に出入りしていたら、親がぶち切れますよ。

 反省するまで蔵とかに監禁されるレベルだって。

「噂話というのは荒唐無稽な方が面白いし、真実味が薄くなるんだ。メグ」

 意味深にレオンが微笑する。

 つまりそれって、あえてまかれた噂だってこと?

 なんのために?

「まず、君を含めた関係者全員の
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